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【  2010年03月  】 

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10

2010.03.31【 第一章 まずは出会いに感謝を。

 10 会場内には部活対抗レースのメンバーが集合するように、放送がされていた。みんなはまだお昼モードらしくて、どうも集まりは悪いが、そろそろ、人数が集まってきた。そんな中に、東と西もいた。 二つの部活は、ジャンル別ということもあって、嫌でも並び順は隣同士になってしまう。今も案の定、茜なんかは西のメンバーに歯をむき出しにして威嚇なんかをしていた。それを横目で文香が冷たい目で見ている。 隼人は、またかと...全文を読む


9

2010.03.30【 第一章 まずは出会いに感謝を。

 9 いよいよ体育祭の本番。血に汗たぎる本番である。 まず最初の競技は、初っ端、全員リレー。この競技は、一気に一年から三学年までが争うことになる。午前午後とは分けない。 ちなみに結果だけいうと、勝ったのは白チームだった。つまり、美鈴が所属しているチームだ。向こうからは、勝利の歓声が聞こえた。「くっそ、後もうちょっとだったのに」「大丈夫だ。隼人はよくやった。あの差をあそこまで縮められたのはお前のおかげ...全文を読む


8

2010.03.29【 第一章 まずは出会いに感謝を。

 8 さっきの隼人の顔、すごくいい顔してた。 美鈴は、自分の陣地に戻りながらも、頭の中で、先程の隼人の凛々しい表情を再生しては巻き戻して、再生していた。美鈴が声をかけるまでは、まるで抜け殻のようになっていた隼人の顔。それがあそこまでなるなんて。 なぜだろう、あの顔を見てるだけで、少し笑顔が零れる。 ぶっちゃけて言うと、あの勝負の話、あれは美鈴自身、昨日のことに負い目を感じていたから出た勝負と言ってい...全文を読む


6~7

2010.03.28【 第一章 まずは出会いに感謝を。

 6「さ・て」 担任の河合が机をトンと叩いた。一同はそれを黙って見守る。そして、「今回の議題は、そう、もちろん体育祭のことだ」『ああああ! やっぱり!』 一同は先程の沈黙から一変して落胆の声を上げた。河合が真面目な態度を取るときは大抵良くないことが怒るときなのだが、議題が体育祭とはやはり、ろくなことではない。「はい、てな事で! 各種目の出場選手を決めたいと思います。基本は全員種目には絶対に出てもらい...全文を読む


5

2010.03.27【 第一章 まずは出会いに感謝を。

 5 放課後、いつものように談笑が行われていた。 今日の話題といえば、専らもう近くに控えている試験ことだろう。「ねえ、もう勉強してる?」「まだまだぁ。今回やばいって」 下級生が部室の隅で笑いながら話し合っていた。それを横目で何を言ってるんだかとか思いながらも自分自身結構大変な立場にあることを思い出す。「なぁ文香」「何?」 文香は読んでいた本に栞を挟んで閉じると隼人を見る。今は本を読んでいるせいか普段...全文を読む


4

2010.03.26【 第一章 まずは出会いに感謝を。

 4 何とか二人の喧嘩の仲裁をしながら学校に着く事が出来た。 隼人は自席に座ると同時に大きな、それはまるで、何十年かのストレスを一気に吐き出すようなため息をついた。「はぁあああああぁぁぁ」 周りに居た何人かの生徒は何事かと驚いて隼人を見る。そして、「よっ」 背中を叩かれた。誰が叩いたのかは言うまでもあるまい。「健一か、おはよ」 何か生気の抜けたような目で、隼人は健一を見た。隼人は眉間にシワを寄せてい...全文を読む


2~3

2010.03.26【 第一章 まずは出会いに感謝を。

 2 いつものように、学校に準備をしている隼人。 今日は部活がある、というかあそこの場合年中無休みたいなもんなのだが、一応書類上は週二日ということになっていた。ちなみに隼人が何の部活をやっているかは後で話すとして。 隼人はパソコンを起動させた。OSのロゴマークが出てきて、起動がされたことを確認する。「お義兄ちゃん、朝だよ?」 しばらくウィンドウを覗いていると、ドアがノックされた。この声は……間違えるは...全文を読む


第一章 まずは出会いに感謝を。

2010.03.26【 第一章 まずは出会いに感謝を。

  第一章 まずは出会いに感謝を。 ――しばらく考えた末に見つけた答えがある。 それは“みんなが会う理由”“なぜであったのか”と言うことだった。 でも結局それは、偶然に見えた必然だったのかもしれない。それが正しいかどうかは神様しか分からないけど。それでも僕は思うのだ。「ねえ、僕たちは出会うべくして出会ったんじゃないかな? 無駄な出会いなんてあるわけないんだから」 なぜだろう。 理由なんかない。ただただ、僕...全文を読む


『新しいカメラで』

2010.03.10【 『新しいカメラで』

  今日も僕は町に繰り出した。片手にはデジカメ、片手には地図を持って。 何でデジカメなんかを持っているかというと、それはもちろん、最近念願のデジカメを買えたからである。今までは写メで我慢していたけど、そろそろそれも限界に近づいたのだった。 というわけでキャノンの最新機を持って町に繰り出す。 パシャリ。 まずは自分の住んでいる町を写してみた。比較的田舎であろうこの町は僕の故郷であり、まだ緑も多く残って...全文を読む


『眠い』

2010.03.10【 『眠い』

  一通のメール。  いつも寝る前に彼女と交わすメールだ。しかし、今日はいつもより眠い。ちゃんと返しているだろうか。  ――もう眠いや。  送信っと。  返事は一分も経たない内に帰ってきた。 『実は私も』  ならば、こう返してやろう。  ――そうなんかぁ、ならお前んち行きたかったわ~。可愛い寝顔を見ながら眠りに着くのもいいモンだろう?  送信っと。 『私も、同じこと考えてた。キミの寝顔ってすっごく可愛いの。知ら...全文を読む


『メインディッシュは最後でしょ!』

2010.03.10【 『メインディッシュは最後でしょ!』

  私には不徳な幼馴染がいます。っていうか、ぶっちゃけ女ったらしの幼馴染が。  確かに顔もいいし、表面ツラは爽やかタイプ。輪郭は男にしてはスマートだし、体脂肪率は、え、と……確か五%未満だったと思う。それに頭もいいしって……とにかく才色兼備なのだ。  そんな奴――悠里と、私こと鈴蘭は幼稚園よりも遡ること、同じ病院で生まれたときからの付き合いだった。たまたま何だけど。腐れ縁だけがつながりだって言うのに、悠里は...全文を読む


『アマノジャク』

2010.03.10【 『アマノジャク』

 「嫌いよ」 「は?」  そんな言葉から始まった。俺とその周りにいた友人達は一様に口をぽかーんと開けてアホヅラを決めていた。  気来よ?  キライヨ?  きらいよ?  ん? それって何?意味分からない。だって、この状況でこの一言を言ってのけるのは相当に至難の業であると同時に、一級品なKYだろうと思う。  先程まで賑やかで華やかだった宴会場(ただの居酒屋の個室)はすっかり冷えて氷点下になってしまっていた。彼女...全文を読む


『車内でのワンシーン』

2010.03.10【 『車内でのワンシーン』

  ふと隣を見た。 車内にはこの風景にマッチしたR&Bが控えめな音で流れている。握り締めるハンドルの感触がなくなる位に長い時間を運転している気がする。「車、進まないね」 隣の彼女が言う。僕が彼女を見ていることには気づいていないようだった。彼女はひたすらに退屈を紛らわそうと外の風景に見入っていた。窓を開けているから外の音が車内にも流れてくる。音楽とは別にさざなみの音や潮の匂い。カモメの鳴き声まで聞こえて...全文を読む


『三年間』

2010.03.10【 『三年間』

  風が吹いた。 とても温かい風だ。 春の訪れは緑の匂いがする。そしてそれに紛れてシャンプーかな、もしかしたら香水かもしれないのだが、女の子の独特の甘い良い匂いがした。 その匂いはと言えば、それは専ら隣にいる幼なじみの匂いで。 僕はその幼なじみに恋をしていた。「どしたの?」 彼女は疑問ふを浮かべて僕を見遣る。「なんでもねーよ」 思わずそっぽを向いてしまった。そんな僕のふて腐れた顔にヒラリと何かが張り...全文を読む


『空』

2010.03.10【 『空』

  どこまでも空が青かった。手を伸ばせば大空という天井に手がついてしまうみたいに。 自然と笑顔になる。なぜこんな事になってしまったのか。そんな事はどうでもよくなってしまった。やがて意識は暗転してしまうのだろう。 心残り。そういえば一つだけあった。一つだけ。一つだけ……。 ――家族に盛大な感謝と幾ばくかの謝罪を述べる。 ごめんない。許してください。償いは、次に目を開けたときにすることにします。 こんなとき...全文を読む


『落し物』

2010.03.10【 『落し物』

  最近、色々無理が来ている。自分でも分かっていることだ。 というわけで僕は彼女を連れて海まで来ている。先ほどなどはスキューバダイビングもしてきて、海の家で休憩中だ。彼女はというと横でおいしそうに焼きそばを頬張っていた。 俺も自分の頼んだピラフを口に入れる。やっぱりおいしくなかった。 案外、気晴らしにもならなかったなと海をぼんやりと眺めているときのことだ。彼女がなにやら呻いている。横を見ると、先ほど...全文を読む


『春』

2010.03.10【 『春』

  風が吹いた。 春の訪れを運ぶ風だ。 皆この季節を始まりの季節と言う。それは真理なのだろうか。僕にはまた一周してしまった様にしか思えなかった。何度も何度も同じ時間を回っているだけ。 それはまるでメビウスの輪のように。終わりの無い輪かの中で。 あの人が死んでしまって以来、僕の時間は無限にループしているのだ。変わりもしないけど終わりもしない。ただ同じように毎日を過ごし、同じように時間が過ぎて太陽が昇っ...全文を読む


『愛は歪曲でバッドエンド。その心は赤い鮮血』

2010.03.10【 『愛は歪曲でバッドエンド。その心は赤い鮮血』

 「なぁ」 「なぁに、秦? もといシークン」 「言い直すところがどこにあるんだよ」 「ん~とね、何となく」  夏樹はニシシと笑った。俺は好きなその笑顔を見て、少しだけ心が晴れそうになるのを自主的に抑えてみる。今日は真面目にこいつのためにも、俺のためにも必要なことを話しに来たんだから。  俺は、目の前に出されているブラックのコーヒーを一口すすると、付き合い始めて、今月で八ヶ月目になる彼女――夏樹に向き直った...全文を読む


『彼女があの角から曲がって、ここに来るまで待っている、というだけの話』

2010.03.10【 『彼女があの角から曲がって、ここに来るまで待っている、というだけの話』

 寒い。  とりあえず寒かった。僕は、駅の改札口の前、駅からこれから違うところに向かおうとする人ごみの中で一人、佇んでいた。目的は一つ。今は彼女を待っているのだった。 「しかも、雨まで降ってるし」  僕は愚痴を零すと、駅の支柱に寄りかかる。ポケットに入っているデジタルオーディオプレイヤーを起動させた。いつも待ち時間に聞いている音楽を聴きながらぼうっと曇って青を感じさせない空を見ていた。  音楽を聴いてい...全文を読む


『ニート後夢後暗転』

2010.03.01【 『ニート後夢後暗転』

 三題『ニート』『引きこもり』『二月』縛り『一時間以内でかく』『3ページ以上』『お題小説“ニート後夢後暗転”』「はぁ」 ため息が出る。外を見たら、今の自分では恐らくは目を焼いてしまうようなギラギラした太陽が顔をのぞかせていた。カーテンを開けて、すぐに閉める。気分は専らヴァンパイアか。 いつからだろうか。俺がこうなった理由を考えてみた。まず俺は立派に大学に通っていたはずだ。なのに、いつの間にか……。 あれ...全文を読む


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『遠まわしな告白って、ロマンチストじゃないと思う』 (1)
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『彼女があの角から曲がって、ここに来るまで待っている、というだけの話』 (1)
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お題小説 (4)
『昼休みの風景』 (1)
『ニート後夢後暗転』 (1)
『春』 (1)
『車内でのワンシーン』 (1)
長編『文芸部ウォーズ』 (17)
プロローグ『ある昔のこと……』 (1)
第一章 まずは出会いに感謝を。 (16)
サークル執筆作品 (32)
『a secret』 (1)
『山田アフター~a secretスピンオフ~』 (9)
『落下流水』 (10)
『縁堂へようこそ~真子の章~』 (12)

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